山形市立病院済生館

山形市立病院済生館 配置
投稿日:2025年6月10日 | 最終更新日:2025年6月10日

山形市立病院済生館は2024年3月に基本計画をとりまとめた。再整備は現地建替にて行う。

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開院予定地:山形市七日町一丁目3番26号
開院予定日:2031年度
予定病床数:450床程度()
進捗の状況:設計発注準備中
標榜診療科:31診療科
消化器内科/呼吸器内科/循環器内科/内科/糖尿病・内分泌内科/腎臓内科/血液内科/精神科/脳神経内科/小児科/皮膚科/放射線科/外科/内視鏡外科/消化器外科/血管外科/乳腺外科/整形外科/脳神経外科/脳・血管放射線科/リハビリテーション科/泌尿器科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉・頭頸部外科/形成外科/麻酔科/病理診断科/救急科/歯科/歯科口腔外科


山形市立病院済生館は2024年3月に基本計画をとりまとめた。再整備は現地建替にて行う。
画像は基本計画の現地建て替えの手順計画で、御殿堰中央親水広場に新病院を建設する手順で、建設には北側の学院棟と地下駐輪場などを先行解体することとなる。

現在は基本設計の発注準備中。2025年度中に基本設計に着手する予定。

現病院の課題

現病院は著しい老朽化と、救急室や手術室、中央放射線室等、急性期医療の提供に必要となる中央診療部門の狭隘化が大きな課題。

現病室は、6床室による運用が継続されている上に、現行施設基準(6.4㎡/床※)を満たしていない病床を有し、個室数が少ないため、感染症への対応等に支障をきたしている。

また、老朽化が著しく、頻発する雨漏り、各種配管の腐食と汚水の漏出、空調設備の不調等が見られ、都度修繕により対応している。

新病院の概要

新病院の整備方針

(1)患者・来院者の視点
あらゆる人の使いやすさ、分かりやすさに配慮し、バリアフリー構造・ユニバーサルデザインの採用により、高齢者や障がい者、小児及び周産期等の利用を考慮した設備を各所に設けるとともに、ゾーン分けや案内表示の工夫を行う。
病室・相談室等の個室化や防音性の向上等、患者やその家族のプライバシーに十分に配慮する。
患者の不安を解消するため、リラックスできる雰囲気や環境の整備を行う。
(2)職員の視点
部門間の連携、患者と分離され効率的な動線、物品等に係る搬送方法の工夫や収納スペース確保等による業務効率を考慮した配置とするとともに、清潔・不潔や感染の区分が混在しないよう、明確に分離させたゾーニングとする。
職員がリフレッシュできる空間づくりや、職員間でコミュニケーションをとりやすく働きやすい職場環境とする。
(3)災害対応の視点
地震の発災時における耐震性能に優れた構造とする。
ライフラインを確保し病院機能を維持することや、トリアージを実施するスペースを確保することにより、災害拠点病院の役割を果たせるような整備を行う。
災害発生時に医療機器等に影響がないように配慮する。
(4)感染対応の視点
感染患者エリアは、一般患者エリアと明確に分離し、動線の交錯が起きないように配慮する。
感染拡大時等には、専用病床・専用外来等のエリアを確保できるように柔軟に変更できる構造・設備とする。
(5)将来を見据えた視点
建物構造は、新たな医療機器の導入や施設設備の変更・追加等に備え、将来の変化に対応できる柔軟性や拡張性に配慮する。
医療技術やデジタル技術等、技術革新に伴う運用面の変化にも適切に対応することを念頭に置いた整備を行う。
(6)経営の視点
健全経営の維持を念頭に置きながら、過度な整備を抑制し、必要な機能を適切に整備する。
規格品・既製品・汎用機器を採用し、施設整備費の縮減を図る。構造方式は、安価でフレキシビリティの高い方式を採用する。
節水システムによる給水・給湯量の削減を図るとともに、複層ガラス等の採用により外部からの熱負荷を軽減し空調コストの削減に努める。
ライフサイクルコストを考慮し、省エネルギー化等を図る。清掃が容易な床・壁の採用や建物のメンテナンスが行いやすい構造を採用する等、維持管理費の縮減に十分に配慮する。
(7)市立病院としての視点
公立病院として、政策医療等に対応可能な整備を行う。
山形市立病院として、山形市が策定等を行う行政計画や施策に適合する整備を行う。
(8)まちづくりの視点
「山形市中心市街地グランドデザイン」における「医療福祉・居住・子育て推進ゾーン」内での整備や、「山形市立地適正化計画」における都市機能誘導施設の整備として、山形市の都市機能の維持・発展に寄与する整備を行う。
拠点整備方針の対象エリアにおける事業として、中心市街地の活性化をけん引するため、隣接する旧大沼側の街区と一体的なまちづくりを目指す。
充実した病院機能の確保を最優先の検討視点としつつ、空地や広場の整備、周辺景観との調和等、まちづくりを考慮した整備を行う。

基本計画では上記の他、具体的には
・個室率は40%程度とする。
・ZEB Orientedの基準を満たす一次エネルギー消費量の削減を目指す。
としている。

新病院の施設概要

  • 敷地面積:18,369.55m2
  • 延床面積:47,925m2程度
  • 駐車台数:400台程度
  • 駐輪台数:4400台程度
  • 付帯施設:看護学院(1,273m2程度)

新病院のスケジュール

2024年3月に基本計画をとりまとめ、現在は基本設計の発注準備中。

  • 基本構想:2021年7月~2022年3月
  • 基本計画:2023年6月~2024年3月
  • 条件整理:2024年度
  • 基本設計:2025年度
  • 実施設計:2026年度
  • 建設工事:2027年度~2030年度
  • 病院開院:2031年度

新病院の関係事業者

基本計画において発注方式は従来方式、実施設計からのDB方式、ECI方式のいずれかの方式で実施することが望ましい。とした。

  • 基本構想:システム環境研究所
  • 基本計画:病院システム

新病院情報の参考元

参考サイト:
山形市立病院済生館HP 新病院整備
画像引用元:
山形市立病院済生館 新病院整備基本計画(PDF)(図4:アプローチ及び外構等計画図)より

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