鳥取大学医学部附属病院

鳥取大学医学部附属病院
投稿日:2024年12月22日 | 最終更新日:2025年6月1日

鳥取大学医学部附属病院が基本構想を完了
湊山公園(の一部)に移転新築よる建て替えを予定している鳥取大学医学部附属病院が2025年3月に基本構想を策定した。

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開院予定地:鳥取県米子市久米町 湊山公園の一部
開院予定日:未定
許可病床数:未定(現697床)
進捗の状況:構想中
標榜診療科:現診療科
環器内科/呼吸器外科/婦人科腫瘍科/脳神経外科/内分泌代謝内科/乳腺内分泌外科/麻酔科/脳神経小児科/消化器内科/整形外科/ペインクリニック外科/遺伝子診療科/腎臓内科/皮膚科/歯科口腔外科/総合診療外来/呼吸器内科/泌尿器科/薬物療法内科/病理診断科/膠原病内科/眼科/感染症内科/リハビリテーション科/精神科/耳鼻咽喉科/形成外科/緩和ケア科/小児科/頭頸部外科/救急科/消化器外科/放射線科/血液内科/ 小児外科/放射線治療科/腫瘍内科/心臓血管外科/女性診療科/脳神経内科

現病院の概要


鳥取大学医学部附属病院のルーツは、明治26年に創設された鳥取県立病院米子支部病院。その後、幾度かの変遷を経て、昭和26年に現在の鳥取大学医学部附属病院となり、130年の間、いつも地域の皆様に愛されて、その中で発展を遂げてきた。

現在は、入院病床697床、一日平均約1500名の外来患者が通院する鳥取県唯一の特定機能病院。

鳥取大学医学部附属病院の特徴は、院内各所で「先進的チーム医療」が行われていること。現在29の診療チームがあり、複数科の医師、看護師、コメディカルからなる診療チームで、患者の治療にあたってる。

低侵襲外科センターでは、3機種4台の手術支援ロボット(daVinci、hinotori、Hugo)を有しており、世界トップクラスのハードが整備されており、複数の外科系医師、看護師、臨床工学技士、事務職員が、常に最先端情報の共有や技術向上に取り組み、安心、安全な、最先端低侵襲手術に取り組んでいる。

現病院の主要指定

  • 特定機能病院
  • 災害拠点病院
  • へき地医療拠点病院
  • 救命救急センター
  • 臨床研修指定病院
  • 外国医師(歯科医師)臨床修練指定病院
  • がん診療連携拠点病院
  • エイズ治療拠点病院
  • 肝疾患診療連携拠点病院
  • 総合周産期母子医療センター

現病院の施設概要

昭和62年に始まった病院再整備事業からと比べ診療業務は倍増しており、これに対応するための病院再々開発が喫緊の課題となっている。

敷地面積:52,928㎡
既存病院:
・第二中央診療棟(SRC造 B1/9F、21,782㎡)
・外来・中央診療棟(SRC造4F、27,816㎡)
・RI診療棟(SRC造9F、31,644㎡)
・病棟(SRC造4F、27,816㎡)
・MRI棟、放射線治療棟他

新病院にかかる県、市との連携

2024年7月8日に米子市と鳥取大学で病院再整備に係る湊山公園用地の提供に関する覚書を交換し、建設地は湊山公園の一部となる予定。覚書の要点の要点は以下の通り

  • 用地提供は適正価格による売買によって行なうことを基本とし、具体的な内容、条件等は今後両者が協議して定める
  • 再整備によって不要となった土地が生じた場合には、両者が協議した上で米子市が買い受けるものとする

同日に鳥取県を含めて交わした協定では、病院再整備を円滑に行ない、もって地域の医療福祉向上、及び附属病院を中心とした新たな地域づくりに寄与することを目的とし、緊密に連携協力することとしている。県、市、大学の3者の覚書項目は以下の通り。

  • 病院再整備に伴う地域の医療福祉向上、及び附属病院を中心とした新たな地域づくりに関すること
  • 円滑な病院再整備に向けた湊山公園の再整備、交通円滑化など必要な環境整備に関すること
  • 病院再整備にかかる県民への情報発信、及び啓発に関すること
  • その他、病院再整備の円滑な実施に関し必要な取組に関すること

鳥取大学医学部附属病院

画像は建設地となる湊山公園。奥に見えているのは既存の鳥取大学医学部附属病院

新病院の概要

新病院のコンセプト

基本構想では新病院整備に際し、基本的コンセプトとして「医療のエコ=超高齢少子化が進む地方で、経済的、環境的に
ハイレベルの医療を持続する」という考えを提唱する。

  • 診療においては、無駄な検査や過剰治療の回避、疾病やフレイル予防による健康寿命の延伸を目指す。
  • 管理運営においては、医療DXの積極的導入により業務効率化と職場環境整備に努める。
  • 地域住民には、啓発活動により医療リテラシー向上に努め、理解と協力を求める。
  • 建築面では、省エネ構造を基本とし、創エネ対策についても研究を行いカーボンニュートラルを目指す。
  • 建築物自体は長寿命化を図り、内部構造は時代に応じてフレキシブルに対応が可能なものとする。

新病院の基本となる4つの柱

従前は「教育・研究」「国際化」「診療」「運営」「地域貢献・社会貢献」の5つを柱としていたが、基本構想では下記の4つの柱に整理された。

1.人の温かさとDXを両立するスマートホスピタル
医療支援スーパーアプリ「とりりんりん」をはじめ、外来患者紹介システム(TRiP(トリップ))、入院患者転院
システムなどを独自に開発・導入し、入院患者情報を一元管理する「マネジメントセンター」を設置するなど医療DXを進める。
最先端技術と人の温かさを両立できるスマートホスピタルを目指す。
2.ホスピタルタウン、ホスピタルパーク
地方創生2.0の取り組みの中で、新病院は社会的共通資本として米子市まちづくりの核となり、「医療都市米子」のランドマークを目指す。
新病院周辺をホスピタルパークとして整備し、住民との交流スペースを設ける。
3.自然との調和、癒しの空間
新病院では、東に大山、西に中海、南に米子城址と、周辺にすばらしい景観を最大限活用できる配置や構造を心掛け、患者の気分をリラックスさせ治療意欲を向上を図る。
院内にアートギャラリー、図書室、シアター、レストランの設置等、患者にとって快適で癒しとなるスペースを確保する。
これらは、患者のみならず住民も利用できるパブリックスペースとなり、災害時には防災拠点として利用を考慮する。
4.最後の砦としての有事対応
新病院を対災害強化構造とするとともに、ドクターカー、ドクターヘリによる機動的災害医療ができる緊急医療支援基地とし、先進的な防災拠点病院モデルとして、整備・強化を図る。

新病院のスケジュール他

2023年に再整備推進委員会を立ち上げ、既成概念にとらわれない未来型新病院を目指して基本構想策定を始めた。新病院は、地域に開かれた共創拠点として地域の発展にも寄与できるものであるべきと考えており、リーダーシップを持って新病院コンセプトを打ち出すとともに、地域住民、米子市、鳥取県とも連携し、新病院整備の準備を進めている。

早ければ2029年度の着工を目指すとしているが、当初のマスタースケジュールでは下記の通り。
基本構想にあるスケジュール(2024年7月29日版)では下記に改訂された。

  • 基本構想:2022年 8月頃~2024年 9月頃(実績は2025年3月)
  • 基本計画:2024年10月頃~2026年 3月
  • 基本設計:2026年 8月頃~2028年 3月
  • 実施設計:2028年 7月頃~2029年 9月頃
  • 建設工事:2029年10月頃~
  • 病院開院:未定

新病院情報の参考元

参考サイト:
病院HP https://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/
病院HP とりだい病院再整備計画
画像引用元:
米子市HP(湊山公園の紹介)より

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