下関市立病院

下関市立病院 map
投稿日:2025年6月16日 | 最終更新日:2025年6月16日

下関市は2024年6月に「新下関市立病院に関する基本構想」を取りまとめ、下関市立市民病院及び下関医療センターの統合に関する基本的な事項を示した。

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開院予定地:山口県下関市幡生新町(幡生操車場跡地)
開院予定日:2029年
予定病床数:400床程度
進捗の状況:基本計画中

下関市は「新下関市立病院に関する基本構想」を取りまとめ、地方独立行政法人下関市立市民病院及び下関医療センターの統合に関する基本的な事項を示した。
下関市立市民病院とJCHO下関医療センターを統合し、幡生操車場跡地に建て替える。

2025年5月に統合病院整備に向けた予算措置がなされ、基本構想で2024年度とした基本計画に着手できるものと見込まれる。

現病院の概要

新病院の主な指定

急性期医療を担う地域における中核病院
救急告示病院
臨床研修指定病院
災害拠点病院
地域医療支援病院
在宅療養後方支援病院
第二種感染症指定医療機関

新病院の計画経緯

2014年の医療法改正を受け、2016年に山口県地域医療構想が策定され、下関医療圏において、将来も持続可能な医療提供体制の議論が必要となった。

2017年に「下関医療圏地域医療構想調整会議中間報告」により、急性期を担う4病院について段階的に再編を進めることになり、この中間報告を踏まえ2023年2月に「下関医療圏公立・公的等4病院意見のまとめ」にて現状の急性期4病院体制から3病院体制への再編・統合に係る検討を早急に進めていく必要性を確認したほか、重複診療科再編の必要性や、新病院が他2病院を上回らない程度の規模とすること等に合意した。

同2023年3月に開催された「下関医療圏地域医療構想調整会議」において、第2次中間報告が取りまとめられ、下関市立市民病院と下関医療センターの統合を想定した、より具体的な議論が進められることとなり、2024年6月に下関市立市民病院及び下関医療センターの統合に関する基本的な事項を示した「新下関市立病院に関する基本構想」を公表した。

新病院の概要

新病院の診療科・診療体制は以下のように「急性期機能の統合」と「4病院間の機能再編」としている。

  • 新病院の診療科・診療体制については、下関市立市民病院と下関医療センターの急性期機能の統合を基本とする。
  • 下関医療圏としての急性期医療を3病院体制で確実に担うことができるよう、4病院間で必要な機能再編について協議を進める。

病床規模は基本構想において以下としている。

病床規模
新病院の病床規模は、他の急性期病院の経営に不要な悪影響を及ぼすことがないよう、他の2病院を上回らない程度の規模とします。

具体的には、下関市立市民病院と下関医療センターが受け入れている高度急性期・急性期の入院患者数の受入が可能となる病床数を基本として、下関医療圏全体の病床稼働率や3病院での診療機能再編の実施予定、本市の将来の医療需要の見込み等を勘案して検討します。

4病院の現病床数は以下の通り

  • 下関市立市民病院 :382床
  • 下関医療センター :315床
  • 関門医療センター :400床
  • 済生会下関総合病院:373床

他の2病院を上回らない程度の規模の意図するところが他の2病院の合計であれば上限は 773床、いずれの2病院も上回らない程度とすれば 315床が上限となる。

統合する2病院の病床数合計 697床であるが、高度急性期、急性期病床は 493床。2022年の病床稼働率は74%、2045年の稼働率を66%になると見込んでいることから、高度急性期、急性期の病床数は400床程度になると見込まれる。

現有の地域包括ケア病床、感染症病床、緩和ケア病床の新病院での継承については基本構想で明示されていない。

新病院の基本的な方針

基本構想では新病院の基本的な方針を以下としている。

  • 新病院は、下関市が建設することとします。
  • 下関市立市民病院及び下関医療センターの2病院の統合による課題解決を基本的な方針とします。
  • 再編・統合にあたっては、病院間での機能の分担や業務の連携により質の高い医療が提供できるよう、2病院が継続的に協議を行いながら役割分担・連携強化を図るため、地域医療連携推進法人の設立に向けて検討します。

新病院の医療機能

基本構想では新病院の 主な医療機能を以下としている。

がん
がん医療の機能については引き続き2病院の機能を継承

脳卒中下関市立市民病院及び下関医療センターが有する一次脳卒中センターを継承心疾患救急体制に対応できる程度の体制を構築救急下関市立市民病院及び下関医療センターの受入件数の和ではなく、4病院の1/3(3,000~4,000台/年)程度を想定災害地域災害拠点病院として必要な敷地面積を整備しつつ、耐震以上の構造物を構築へき地へき地医療拠点病院としての機能を有する感染症第二種感染症指定医療機関として必要な病床を引き続き確保するとともに、有事の対応を踏まえたゾーニング及びHCUの整備を実施

新病院の施設概要

  • 敷地面積:約43,000m2

新病院のスケジュール

基本構想に示されたスケジュールは以下の通りだが、基本計画については未公表(2025年5月現在)である。

  • 基本構想:2023年度
  • 基本計画:2024年度
  • 基本設計:2025年度
  • 実施設計:2026年度
  • 建設工事:2027年度~2028年度
  • 病院開院:2029年

新病院情報の参考元

参考サイト:
下関市HP 新下関市立病院に関する基本構想を策定しました
画像引用元:
新下関市立病院に関する基本構想(概要版)(2 建設候補地について)より

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