むつ総合病院

むつ総合病院
投稿日:2024年9月28日 | 最終更新日:2025年1月19日

むつ総合病院新病棟は2024年12月の不調を受け、事業費予算を約350億円から約415億円(+18.5%)として再公告の準備に入った。2025年1月中の再公告を目指す。

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開院予定地:青森県むつ市小川町1丁目2-8
開院予定日:2030年6月
許可病床数:384床(内、増築部330床)
進捗の状況:工事発注中


新病院の概要

一部事務組合下北医療センター むつ総合病院は、むつ市・大間町・東通村・風間浦村・佐井村で構成する公立の病院。隣接する金谷公園内に330床の新病院棟を増築する。

 

新病院の現況

2023年8月に入札公告を行ったが不調となったため、サウンディング型市場調査を何度か行って発注スキームを見直し、2024年9月に改めて入札公告を行った。

2024年8月入札、12月再入札を行ったがいずれも不調。応札者との随意契約を検討したものの59億円の差は埋められず断念。2025年3月末までの契約締結を目指し再公告を準備中。

新病院のコンセプト

  1. 医療環境の変化を見据えた機能の向上
  2. 大災害(自然災害、原子力災害、新興感染症等)対応拠点の整備
  3. 高度先進医療、がん治療の推進
  4. 高齢者医療、予防医療、患者・家族支援の推進
  5. 患者・職員満足度の高い環境整備
  6. 金谷公園との一体的な機能の整備

新病院の計画概要

330床の内訳は一般200、女性専用15、産科・婦人科25、小児10、救急10、ICU6、地域包括ケア30、回復期リハ30、感染4
既存のヘルスケアには精神病棟54床があり、病院としては384床となる。

完成予想図は金谷公園側から見た新病院棟。金谷公園の地盤が低いのでエントランスは地下1階の扱いです。新病棟のエントランスからは、地下と1階で既存病院とつながります。地下には医療機能はなく、患者の満足度を高める売店やカフェなどがあり、1階へ上がる吹き抜けの大階段を設けている。新病院棟の1階は救急、ICU、手術の他、感染病床と化学療法を整備し、救急機能とがん治療機能が集約されている。一般外来や放射線診断は既存病院を活用。

2階以上が病棟で、金谷公園と一体となった療養環境となっている。病棟は1フロア2看護。完成予想図のようにH型をアゲハチョウのように変形した形が特徴。2階は地域包括ケア病棟(30床)と回復期リハビリテーション病棟(30床)が入り、同じ階にリハビリテーションと地域連携を設けている。2階にはスタッフ用のラウンジも整備。一般病棟は3,4階で1フロア2看護(50床/看護)。5階は産科・婦人科病棟と小児と女性の混合病棟としている。

 

新病院のスケジュール他

新病院棟の開院は2030年6月を予定し、継続して既存棟の改修を行う予定。

  • 2023年 8月:入札公告→不調
  • 2024年 9月:再度入札公告→不調
  • 2024年12月:応札者との随意契約を検討
  • 2025年 1月:随意契約を断念、再公告の方針決定
  • 2025年 3月:2024年度内に再公告予定
  • 2030年 6月:開院予定(当初予定)

 

新病院の事業者等

運営支援:病院システム
構想計画:佐藤総合計画・システム環境研究所JV
設計会社:内藤建築事務所
施工会社:発注中

参考サイト:むつ総合病院HP
画像引用元:むつ総合病院HP(新病棟建設に関する情報)より

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