むつ総合病院新病棟は2024年12月の不調を受け、事業費予算を約350億円から約415億円(+18.5%)として再公告の準備に入った。2025年1月中の再公告を目指す。
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開院予定地:青森県むつ市小川町1丁目2-8
開院予定日:2030年6月
許可病床数:384床(内、増築部330床)
進捗の状況:工事発注中
新病院の概要
一部事務組合下北医療センター むつ総合病院は、むつ市・大間町・東通村・風間浦村・佐井村で構成する公立の病院。隣接する金谷公園内に330床の新病院棟を増築する。
新病院の現況
2023年8月に入札公告を行ったが不調となったため、サウンディング型市場調査を何度か行って発注スキームを見直し、2024年9月に改めて入札公告を行った。
2024年8月入札、12月再入札を行ったがいずれも不調。応札者との随意契約を検討したものの59億円の差は埋められず断念。2025年3月末までの契約締結を目指し再公告を準備中。
新病院のコンセプト
- 医療環境の変化を見据えた機能の向上
- 大災害(自然災害、原子力災害、新興感染症等)対応拠点の整備
- 高度先進医療、がん治療の推進
- 高齢者医療、予防医療、患者・家族支援の推進
- 患者・職員満足度の高い環境整備
- 金谷公園との一体的な機能の整備
新病院の計画概要
330床の内訳は一般200、女性専用15、産科・婦人科25、小児10、救急10、ICU6、地域包括ケア30、回復期リハ30、感染4
既存のヘルスケアには精神病棟54床があり、病院としては384床となる。
完成予想図は金谷公園側から見た新病院棟。金谷公園の地盤が低いのでエントランスは地下1階の扱いです。新病棟のエントランスからは、地下と1階で既存病院とつながります。地下には医療機能はなく、患者の満足度を高める売店やカフェなどがあり、1階へ上がる吹き抜けの大階段を設けている。新病院棟の1階は救急、ICU、手術の他、感染病床と化学療法を整備し、救急機能とがん治療機能が集約されている。一般外来や放射線診断は既存病院を活用。
2階以上が病棟で、金谷公園と一体となった療養環境となっている。病棟は1フロア2看護。完成予想図のようにH型をアゲハチョウのように変形した形が特徴。2階は地域包括ケア病棟(30床)と回復期リハビリテーション病棟(30床)が入り、同じ階にリハビリテーションと地域連携を設けている。2階にはスタッフ用のラウンジも整備。一般病棟は3,4階で1フロア2看護(50床/看護)。5階は産科・婦人科病棟と小児と女性の混合病棟としている。
新病院のスケジュール他
新病院棟の開院は2030年6月を予定し、継続して既存棟の改修を行う予定。
- 2023年 8月:入札公告→不調
- 2024年 9月:再度入札公告→不調
- 2024年12月:応札者との随意契約を検討
- 2025年 1月:随意契約を断念、再公告の方針決定
- 2025年 3月:2024年度内に再公告予定
- 2030年 6月:開院予定(当初予定)
新病院の事業者等
運営支援:病院システム
構想計画:佐藤総合計画・システム環境研究所JV
設計会社:内藤建築事務所
施工会社:発注中
参考サイト:むつ総合病院HP
画像引用元:むつ総合病院HP(新病棟建設に関する情報)より
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