市立釧路総合病院

市立釧路総合病院-CG
投稿日:2025年7月2日 | 最終更新日:2025年7月2日

市立釧路総合病院の建て替えはDB発注時からの設計変更と物価スライドにより92億円増額の契約変更を行った。2027年7月開院予定

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開院予定地:釧路市春湖台1番12号
開院予定日:2027年7月
予定病床数:535床(一般 415、救命救急 16、ICU 12、NICU 3、未熟児回復 4、結核 10、感染 4、精神 50、緩和ケア 21)
進捗の状況:建設工事中
標榜診療科:
内科/消化器内科/心臓血管内科/呼吸器内科/緩和ケア内科/小児科/外科/呼吸器外科/消化器外科/乳腺外科/心臓血管外科/整形外科/脳神経外科/形成外科/皮膚科/泌尿器科/産婦人科/耳鼻咽喉科/頭頸部外科/眼科/精神科/神経科/麻酔科/救急科/リウマチ科/アレルギー科 /放射線治療科/病理診断科/リハビリテーション科/歯科/歯科口腔外科/放射線診断科

新病院の概要

市立釧路総合病院は一部既存建物を残した現地建替にて再整備を行っている。
DB発注にて建設工事まで含めた契約をおこなったが、その後の実施設計での変更と物価上昇を受け、新棟工事253億円を345億円とする92億円の増額とする契約を2025年4月に行った。

画像は東側の一般外来駐車場から見た完成イメージで、正面の高層棟が新築の中央診療棟で左手の白い建物は一部残された既存棟部分。

新病院のコンセプト

実施設計での設計コンセプトは以下としている。
基本理念と基本方針を踏まえ、5S(Safety・Simple・Speedy・Select ・Smart) を備えた施設づくりで「信頼と満足」の医療サービスを提供し、地域医療に貢献する新たな「地方センター病院」を実現します

新病院の主な指定

  • 救命救急センター
  • 地域災害拠点病院
  • 地域がん診療連携拠点病院
  • 地域周産期母子医療センター

新病院の特徴

(1)敷地の特性を活かし、すべての利用者が分かりやすい配置・アプローチ計画
敷地の高低差を利用し、現病院と同じレベルの南側にメイン出入口を計画した中央診療棟(新棟)を配置。地下1階レベルの東側の一般外来用駐車場に面したサブ出入口を整備し、中央診療棟への容易なアプローチと利用者の利便性を向上。
一般車両、救急車両、サービス車両の用途ごとの動線と駐車スペースを計画し、分かりやすく機能的なアプローチ計画。
将来の段階的な増築や全面建替えまでを考慮した配置計画とし、成長と変化に追従できる計画。
(2)地方センター病院の[高度急性期医療]を支える施設づくり
救命救急センターの面積を拡充し更なる機能強化を図り、関連部門を直結する救急専用エレベータを整備し、迅速な患者搬送を実現。
手術室は手術支援ロボットを用いた高度な手術に対応できる十分な広さを確保し、ハイブリッド手術室やBCR(バイオクリーンルーム)手術室も整備。
ワンフロアに集約した外来部門は、階の上下移動がなく分かりやすい回遊動線の「ワンフロア外来・ワンループ外来」。
がん診療の要となる放射線治療や核医学(PET-CT室)を中心に、緩和ケア病棟、化学療法室、患者総合支援センター、検診センターなど、がん関連部門の連携強化が可能な計画。
(3)安心して診療・看護が受けられる医療・療養環境を整備
病棟は見通しの良いアイランド型スタッフステーションを中心に病室を配置し、見守られる安心感と心配りができる手厚い看護を実現。
ICUや救命救急病棟、人工透析室、化学療法室、リハビリテーションはスタッフステーションやスタッフカウンターからの視認性を確保し、患者さんの容態の急変に迅速に対応できる環境を整備。
地域周産期母子医療センターは、手術室への迅速な搬送動線を確保したLD室(分娩室)を整備し、NICUや未熟児回復室はスタッフステーションに隣接した計画とすることで、急変時にも迅速に対応できる環境を実現。
外来や検査、入退院、各種相談などをワンストップで対応する患者総合支援センターを整備。
(4)すべての災害から人命・医療機能を守り、医療継続可能な災害拠点病院を実現
地震において人・建物・医療機能を守る高性能免震構造を採用。
電気・水・医療ガス・通信・排水が7日間途絶えることのないバックアップシステムを構築し、災害時モードへ迅速に転換ができるようにBCP(医療継続計画)を策定。
感染発生時は外来の受け入れ体制を構築し、感染拡大時には感染病棟4床に加え、隣接する一般病棟も感染病室として利用することで、最大32床の対応が可能な計画。

このほか、実施設計では「ZEB Oriented の認証取得をめざす」としている。

新病院の施設概要

  • 敷地面積:31,799.17 m2
  • 構造規模:S造一部RC造(免震構造)、B1F/12F、H56.16 m
  • 延床面積:65,694.63 m2(看護学院含む)
  • 新築面積:41,300.54 m2(中央診療棟:40,427.86 m2)
  • 改修面積:11,357.07 m2
  • 既存面積:13,037.02 m2

新病院のスケジュール

  • 基本計画:~2020年12月
  • 基本設計:2021年 7月~2022年 9月
  • DB発注:2022年10月~2023年 6月
  • 実施設計:2023年 7月~2024年10月
  • 準備工事:2023年 2月~2024年10月
  • 建設工事:2024年11月~2027年 3月
  • 開院準備:2027年 4月~2027年 6月
  • 病院開院:2027年 7月
  • 既存改修:2027年 7月~2028年 4月
  • 既存解体:2028年 6月~2029年 7月
  • 外構整備:2029年 8月~2029年11月
  • 全体完了:2029年12月

新病院の関係事業者

実施設計以降は設計・施工一括発注(DB)にて事業者選定が行われた。

  • 基本設計:久米設計
  • 実施設計:横河建築・戸田建設設計JV
  • 施工会社:戸田・村井・葵・宮脇・萬木特定建設JV
  • 医機支援:システム環境研究所
  • CM会社:山下PMC

新病院情報の参考元

参考サイト:
市立釧路総合病院HP 新棟建設等事業
画像引用元:
市立釧路総合病院新棟建設等事業実施設計概要版(イメージパース 北東側(春採湖側))より

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