公立東濃中部医療センター

公立東濃中部医療センター
投稿日:2024年11月4日 | 最終更新日:2024年11月4日

東濃厚生病院と土岐市立総合病院が統合し、公立東濃中部医療センターが開院予定

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開院予定地:岐阜県土岐市肥田町浅野
開院予定日:2026年2月
許可病床数:400床(一般296、回復期リハ44、地域包括ケア40、緩和ケア20)
進捗の状況:造成工事中
標榜診療科:
内科/呼吸器内科/循環器内科/消化器内科/腎臓内科/神経内科/糖尿病・内分泌内科/血液内科/皮膚科/リウマチ・アレルギー科/小児科/精神科/外科/血管外科/泌尿器科/脳神経外科/整形外科/眼科/耳鼻咽喉科/産婦人科/リハビリテーション科/放射線科/麻酔科/病理診断科/救急科/歯科口腔外科

統合病院の経緯

東濃中部地域(土岐市及び瑞浪市)は、一般社団法人土岐医師会のもと、一つの医療地域を構成しており、急性期医療及び救急医療は、公立病院の土岐市立総合病院と公的病院の東濃厚生病院により担ってきた。

将来の人口減少や高齢化が急速に進むことを踏まえて、今後の土岐市立総合病院と東濃厚生病院による東濃中部の医療提供体制について、土岐市、瑞浪市及びJA岐阜厚生連の三者による「東濃中部の医療提供体制検討会」を設置し、具体的な方向性を検討。一病院化による医療資源の集約化が最も適当であるとの結論となった。

新病院の概要

建設地は両病院の中間地点を開発造成して用地を確保。両院が統合され、ここに移転新築となり、画像のように、ゆったりとした敷地に建ち、屋上にはヘリポートが整備される。

経営手法は土岐市・瑞浪市による公設、JA岐阜厚生連による民営の公設民営病院。
施設整備方針は以下の通り

救急医療拠点としての病院づくり

救急医療センターの整備

  • 屋上にヘリポートを整備し、診療エリアに直結する救急専用エレベーターを整備
  • 救急医療センターと放射線部門の隣接配置による連携強化
  • 年間5,000件の救急患者の受入に対応できる、処置室(4室)を整備

手術室の拡充

  • がん患者や救急患者の受入増加に対応できる手術室(7室)を整備
  • ハイブリッド手術室や手術支援ロボット対応室を整備
  • 手術の迅速化に対応できる検査室、中央材料室を隣接配置

地域中核病院としての病院づくり

将来対応

  • ロボット搬送に対応可能な設備を整備

臓器別・疾患別のセンター化

  • 専門性の向上を可能とする、診療科の枠を超えた臓器別・疾患別の診療
  • 脳卒中センター、消化器病センター、呼吸器病センター、リハビリテーションセンター等を整備

地域がん診療連携拠点病院としての機能強化

  • 緩和ケア病棟(20床)を整備
  • がん相談やがんサロンの充実と化学療法室(14床)を整備

感染症対策の強化

  • 他の部門と完全に独立した感染外来を整備
  • 感染症病棟を6階に設け、診療エリアに直結する感染用エレベーターを整備

災害対策の行き届いた病院づくり

災害に強いライフライン

  • 2回線受電とした電力
  • ライフラインの途絶時に3日間の病院機能を維持できる施設設備を整備
  • 地震に対する安全性の高い配管で上水・ガスを受給

医薬品、給食用食材等の備蓄の充実

  • 医薬品や食料等の非常用物資の備蓄倉庫を整備

安心・安全の病院づくり

療養環境や患者が安心できる環境への配慮

  • 病室は個室を主体とし、1床当たり8㎡以上の面積を確保
  • スタッフステーションの側に重症観察室を配置
  • 個室を主体とし母子同室化できる産科病棟

分かりやすいサイン計画

  • ユニバーサルデザインに配慮したサインの形状、書体、色彩

患者と病院関係者の動線分離

  • 患者用と病院関係者用エレベーターを整備

患者アクセスに配慮した駐車場等の整備

  • 車椅子使用者用駐車場から主玄関まで、安全な動線を確保する玄関キャノピーを整備

安全なセキュリティ計画

  • 個人情報保護や防犯等のため、段階的なセキュリティレベル(ゾーン分け)を設定
  • 安全性、利便性に配慮し、カードリーダーを一部採用

環境に優しい病院づくり

省エネルギー設備の導入

  • 昼光センサーや人感センサーによる照明制御、LED照明を採用
  • 空調機器や換気機器等は高効率機器を採用

省資源化の推進

  • リサイクル性に優れた資材を活用

職員の働きやすい病院づくり

職場環境の充実

  • 医療スタッフ用仮眠室及び院内保育所を整備
  • 女性ラウンジ、女性用パウダールームを整備

諸室の効率的な配置

  • 薬剤・栄養・物品管理等のサービス・供給部門を近接配置
  • 物流機能のある2階にサービスヤードを配置

他職種間の連携・交流の促進

  • スタッフの交流、食事や休憩用スペース「スタッフラウンジ」を配置
  • 病棟中央部にスタッフゾーンを集約配置

新病院のスケジュール 他

2021年度 :基本構想・基本計画
2022年度 ;基本設計・実施設計
2023年度 :用地造成
2024年度 :建設工事
2026年2月:新病院開院

基本計画:アイテック
DB方式で五洋建設・内藤建築コンソーシアムを選定
設計会社:内藤建築
施工会社:五洋建設
CM会社:日建設計CM
開発支援:エムエフティー
造成設計:オオバ
売店運営:ローソン
薬局食堂:中部薬品

参考サイト・画像引用元:東濃中部病院事務組合(ホームページ)より

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