琉球大学病院が2025年1月6日から診療開始。琉球大学医学部は2024年度末に宜野湾市西普天間の米軍住宅返還跡地に移転する。
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開院予定地:沖縄県宜野湾市字喜友名1076番地
開院予定日:2025年1月6日
許可病床数:620床(ICU7、CICU6、HCU21、1種感染2、2種感染4、結核4含む)
進捗の状況:全面開院済
標榜診療科:21科
感染症・呼吸器・消化器内科/内分泌代謝・血液・膠原病リウマチ内科/循環器・腎臓・神経内科/消化器・乳腺内分泌・小児外科/心臓血管・呼吸器外科/脳神経外科/整形外科/形成外科/産科婦人科/小児科/皮膚科/腎泌尿器外科/耳鼻咽喉科/眼科/精神科神経科/放射線科/麻酔科/歯科口腔外科/病理診断科/救急科/リハビリテーション科
琉球大学医学部と琉球大学病院の移転計画は、国家プロジェクトとして進行しており、「国際化」、「人材育成」、「先端研究・産業振興」、「医療水準の向上」の4つの柱を中心にさまざまなプロジェクトを実施中。
新病院の概要
新病院のコンセプトは
”病める人の立場に立った、質の高い医療を提供するとともに、
地域・社会に貢献する優れた医療人を育成する。”
医学部、大学病院の移転整備に伴い、沖縄の未来の医療を創造すること、それらを沖縄から、全国、アジア、世界に発信することを目指す。
新病院では、沖縄県初の高度救命救急センターの運営を予定。ヘリポートも完備して、直接、患者の輸送を受けることができるようする。
手術室、カテーテル治療室、集中治療室を増やすのみならず、それらに最新の検査・治療機器の配置する。
施設規模 病床数:620床(一般病棟(ICU、E-ICU、NICU、GCU、周産母子センター含む)570床、精神科神経科病棟40床、第一種感染病床2床、第二種感染病床4床、結核病床4床)
写真は ぎのわんヒルズ通り側上空から。白い外壁が印象的。高層部分が病棟で左手の低層部分には放射線部門、外来診療部門が入っている。
高度医療の提供による拠点形成
中核病院としてがんや救急医療、また移植医療等への対応強化を図るとともに、災害対応や遠隔診療等の更なる充実により医療水準の向上を目指す。
- 化学療法や放射線治療分野の充実によるがん治療成績の向上
- 高度救命救急センターの設置
- 生体肝移植等の移植医療の充実
- 先進的医療に対応した手術室の充実
- 日帰り手術、光学診療等の充実による低侵襲治療の推進
- 沖縄県地域医療支援センターを拠点とした離島・へき地医療の充実
国際的な医療人材の養成と交流拠点の形成
ニーズに柔軟に対応でき、また国際的に通用する教育システムの構築を進めるとともに、国内外大学等との連携体制の強化を図る。
- グローバルな視野を持った医療者、医学研究者の育成
- 研究マインドを身に着けさせるための学部段階からの研究室配属
- 看護部と保健学科の連携による高度実践看護師の育成
- 海外大学と連携したクリニカルクラークシップ(臨床参加型実習)の充実
- 大学病院内における教育スペースの確保
世界に誇れる医学研究拠点の形成と産業振興
沖縄特有の環境や資源を活かしつつ、最先端分野の研究の充実を図るとともに、人材が集まる組織の枠を超えた研究組織の構築を目指す。
- 先端医学研究センターを中心とした創薬等の最先端分野の研究
- 医工連携による医療機器等の開発
- 国、企業、近隣大学、研究機関から優秀な人材が集まる仕組みの構築
- 産業振興による地域の活性化
- 国内・国際学会開催による来訪者の増加
未来を拓く国際性豊かな医療拠点
国際水準の教育と医療の実現、また研究体制の構築に向け、国際医療拠点に相応しい機能と設備の整備を進める。
- 医学部と大学病院の国際認証の取得
- 国内外の大学、医療機関、企業等との積極的な連携
- 国際医療拠点に相応しい病院環境の整備
- 保育園、授乳室、障がい者対応施設等のダイバーシティに対応したアメニティの充実
主な施設認定等
- 特定機能病院
- 地域災害拠点病院
- 沖縄DMAT病院
- 都道府県がん診療連携拠点病院
- 造血幹細胞移植推進拠点病院
敷地面積:155,110.40m2
構造規模:SRC造、一部S、RC造、B0/14F/PH2(基礎免震構造)
建築面積:10,533.29m2
延床面積:69,751.54m2
新病院のスケジュール他
- 基本設計:2017年10月~2018年12月
- 実施設計:2018年10月~2021年 3月
- 建設工事:2021年 2月~2024年 6月
- 開院準備:2024年7月~2024年12月
設計会社:日本設計・テクノ工営・泉設計JV
施工会社:
【建築】清水・大米特定建設工事JV
【電気】関電工・照屋電気工事・南西電設特定建設工事JV
【機械】三建・國和特定建設工事JV
参考サイト:琉球大学病院HP 新病院について他
画像引用元:日本設計HP(琉球大学病院)より
職員募集状況
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