投稿日:2024年10月11日 | 最終更新日:2024年10月26日
有田市立病院は2024年9月に淺川・保田JVと工事の随意契約を締結
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開院予定地:和歌山県有田市辻堂468-1(保田中学校跡地)
開院予定日:2027年
許可病床数:124床(急性期40、回復期リハ80、感染40)
進捗の状況:工事中
標榜診療科:(現行)内科、小児科、外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、循環器内科、脳神経外科、麻酔科、救急科(救急総合診療科)
現病院の概要
有田市立病院は、有田市の前身である箕島町の国民健康保険直営病院として現在地に開設され、町村合併、市制施行という有田市の発展に伴い増大する地域医療の幅広い医療需要に応えるため、施設・設備の充実と診療機能の向上を図りつつ、地域住民の健康の保持と増進に大きな役割を果たしてきた。
病院機能
- 救急告示病院
- 第2種感染症指定医療機関
- 災害拠点病院
- DMAT(2チーム体制)
- 訪問看護ステーション(有田川町内 サテライト支所設置)
- 認知症疾患医療センター(連携型)
新病院の概要
有田保健医療圏唯一の公立病院。津波浸水想定区域に立地する現病院から移転新築して新病院を整備する。さらに、新病院では診療機能を2階以上とし、2階の高さには画像のように堤防道路から車両が乗り入れるよう工夫した。
地域医療構想等を踏まえ、有田市立病院は救急医療、小児医療、回復期機能、第 2 種感染症指定医療機関としての機能強化、災害拠点病院機能強化、へき地医療拠点病院で貢献し、地域医療の役割を果たす。
有田市立病院では2023年に救急科(救急総合診療科)を新設し、特定の疾患・臓器に限定せず幅広い診療を行う「総合診療」と軽度・中等度の救急患者等の受入を行う救急体制を整備してきた。小児医療では、小児専門外来の継続設置、小児救急患者の受入れや、入院受入調整等、保健医療圏内の需要に対応できるよう小児医療の充実を目指す。
新病院では回復期リハビリテーション病床を設置して急性期を脱し、在宅復帰を目指す途上にある患者のために機能充実を図り、感染症対策としては、新興感染症等のまん延時において、感染症病床4床では補えない場合には、1病棟を専用病棟(病床)に一時的に転換可能な設備・建物構造の整備を図る。
新病院の基本方針
新病院では将来を見据えて5つの視点を基本的な考え方とし、患者が快適に利用できる「安心」「安全」で「効率的」な医療サービスが提供できる施設整備を進める。
- 災害・新興感染症等に強い病院
- 安心・安全で利用しやすい病院
- 機能的かつ効率的な病院
- 将来の変化に対応できる柔軟性・拡張性のある病院
- 地球環境と経済性に配慮した病院
新病院の整備状況
建設工事は2024年8月の入札で不調となっていたが、9月に淺川・保田JVと随意契約を締結し、現在は工事中。
新病院のスケジュール
2021年度 :基本構想
2022年度~:設計
2024年度~:建設工事
2026年度 :開院(2027年)
医師・看護師の確保
医師は、和歌山県立医科大学へ常勤医師の派遣依頼の他、地域医療振興協会本部、自治医科大学和歌山県人会等と緊密に連携、協力し医師の確保に努めている。
看護師は、指定管理者が行っている診療看護師(NP)・特定ケア看護師(NDC)を養成する事業など全国的なネットワークを通じて看護師確保につなげていく。
設計会社:内藤・三谷JV
施工会社:淺川・保田JV
参考サイト・画像引用元:「有田市HP 新有田市立病院建設工事について」)より
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