神戸市立医療センター西市民病院

神戸市立医療センター西市民病院 配置図
投稿日:2025年3月2日 | 最終更新日:2025年3月2日

神戸市立医療センター西市民病院の移転開院は2031年夏頃に延期。

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開院予定地:神戸市長田区若松公園の一部(日吉町1丁目、若松町6丁目)
開院予定日:2031年夏頃 開院予定
許可病床数:358床(一般334、HCU12床、救急12)
進捗の状況:基本設計中
標榜診療科:
消化器内科/呼吸器内科/リウマチ・膠原病内科/血液内科/循環器内科/腎臓内科/糖尿病・内分泌内科/脳神経内科/総合内科/臨床腫瘍科/精神・神経科/小児科/外科/消化器外科/呼吸器外科/乳腺外科/脳神経外科/整形外科/血管外科/皮膚科/泌尿器科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉科/歯科口腔外科/病理診断科/救急科/放射線診断科/放射線治療科/麻酔科/リハビリテーション科
ただし、眼科は診療せず他の医療機関との連携とし、合併症入院患者への対応は今後の検討

地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター西市民病院は長田区若松公園に移転新築する。公園全体ではなく、画像のように公園の一部を病院とし、公園との一体的な整備を図る。

2023年2月に基本計画を策定したが、当該計画のままでは応札が見込めないことから計画の見直しを行い、2025年2月に基本計画の見直し案を公表した。

新病院の基本計画見直し概要

  • 事業費用:概算 340億円 → 605億円(工事費243億円→454億円)
  • 開院時期:2028年度中 → 2031年夏頃
  • 延床面積:約39,000m2 → 約34,000m2
  • 病棟規模:100m2/床 → 95m2/床
  • 職場環境:職員食堂 → 飲食スペース
  • 診療科目:眼科診療 → 眼科は診療せず、他病院との連携で対応
  • 利便施設:カフェ → 中止
  • 駐車台数:職員用含め200台程度 → 来院者・業者用で100台程度

新病院の概要

新病院の機能

■1.医療提供体制の充実による市民の生命と健康を守る病院

  1. 市街地西部の救急医療の中心として、救急診療の体制を強化し、24時間体制での救急対応や、より高度な水準の2次救急を担うとともに、重症化の恐れがある脳血管疾患、心血管疾患への対応強化を図り、地域医療機関との連携のもと中等症救急搬送について市街地西部内での完結を目指す。
  2. 地域密着型の病院として独自性を持ちつつ、非常時の医療提供体制として、神戸市全体の重層的なバックアップ機能(3次救急を含む高度急性期医療や感染症医療、災害医療を補完)を担える病院を目指す。
  3. 地域包括ケアシステムにおける急性期医療の中心的役割を担うとともに、認知症疾患医療センターや市街地西部における生活習慣病対策の拠点機能をはじめ、現病院の医療提供体制の維持・充実を図る。また、治療技術、検査・診断機能の高度化に対応し、特にがん医療においては、患者の通院治療の負担軽減及び就労者の治療支援を目的として市街地西部で対応できていない放射線治療機器を整備し、地域におけるがん診療の拠点となる病院を目指す。

■2.安全で安心な感染症・災害に強い病院

  1. 第二種感染症指定医療機関と同程度の機能・体制を確保するとともに、感染拡大時に備え、柔軟に対応できるスペースの確保、動線に配慮した施設を整備し、神戸市全域における新興感染症への対応強化を図る。
  2. 神戸市災害対応病院として、大規模災害時にも診療機能を継続できるよう地震に強い免震構造を導入するとともに、医療スタッフやインフラ、必要な諸室を確保する。
  3. 行政をはじめ地域の関係機関と連携するとともに、屋外緊急避難場所として指定されている若松公園と病院の一体的な活用により、地域の災害対応機能を強化する。

■3.患者・家族及びスタッフ等すべての病院利用者に優しい病院

  1. 患者本位で利用しやすく、快適に診断や治療、療養が受けられる病院づくりを目指す。
  2. すべての病院利用者にとってわかりやすい施設配置とするとともに、快適な環境の実現のために、ユニバーサルデザインに配慮した施設の整備、移動負担の軽減に配慮した利便性の高い病院を目指す。
  3. 入出管理によるセキュリティの強化のほか、重症者など個室管理が必要な患者やプライバシーの確保等に対応するため個室の充実を図り、安心・快適な療養環境を目指す。
  4. 医療従事者が安全かつ効率的に働くことができるように動線分離・諸室の集約化を図るほか、休憩室・当直室、
    飲食スペース、学習スペースや院内保育所など、職員にとって働きやすく魅力ある環境を整備する。

■4.地域医療機関との連携による市街地西部における医療の中核となる病院

  1. 市街地西部における地域医療連携の拠点として、入退院支援や患者支援等の機能を一体化した患者支援センターを整備することで、地域医療機関との連携を推進するとともに、様々な医療関係者と連携し、患者の療養上の課題解決に向けて総合的に支援する。
  2. 院内だけでなく地域の医療従事者や医療系研修生の学習・研修を支援するため、トレーニングラボなどを整備し、教育・研修の拠点となる病院を目指す。

■5.まちづくりや地域活性化に寄与する病院

  1. 市街地西部で唯一の総合的な小児・周産期病院として、安心して出産できる医療体制を構築するとともに、病児保育室の運営など子育て環境の向上に寄与する。
  2. 病院敷地南側に雨天時でも子どもが遊べる交流スペースを整備する。また、健康講座の開催など地域住民の健康増進につながる取り組みを行う。併せて、病院敷地内の緑化等により若松公園や周辺施設との調和を図る。

■6.DX(デジタル化)による持続可能な病院運営

  1. AIやICTの活用により、患者の利便性向上を図るほか、搬送設備の導入等をすすめ、医療の業務効率化や医療従事者の働き方改革を推進する。そして、医療技術の高度化や少子高齢化等による医療ニーズの変化に加え、国や神戸市が進める患者にとって必要な医療を地域全体で切れ目なく提供するための医療情報連携など医療DXの推進に柔軟に対応できるスマートホスピタルの実現を目指す。
  2. コンパクトかつ高機能、そして疾患のみならず総合的な観点で急性期医療を担う中核病院として、質の高い医療及び政策的医療の提供と健全な病院経営を両立させ、長期的な視点に立ち持続可能な病院経営を目指す。また、ライフサイクルコストの縮減や新病院の効率的な運用計画を検討し、経営の安定化に取り組む。

新病院のスケジュール他

工事発注方式は実施設計・工事施工を一体で発注するDB方式。

  • 基本設計:2025年12月頃完了
  • DB発注:2026年4月~7月頃
  • 実施設計:2026年8月頃~2027年9月頃
  • 建設工事:2027年1月頃~2030年12月頃
  • 開院準備:2031年2月頃~2031年8月頃
  • 病院開院:2031年夏頃

新病院の関係事業者

  • 基本設計:日建・山本設計JV

新病院情報の参考元

参考サイト:神戸市立医療センター西市民病院 HP 新病院について
画像引用元:新西市民病院整備基本計画変更(案)(PDF))建物配置計画図より

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