公立宍粟総合病院

公立宍粟総合病院
投稿日:2024年11月11日 | 最終更新日:2024年11月11日

公立宍粟総合病院が基本設計プランが公表!

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開院予定地:兵庫県宍粟市山崎町中比地39番6
開院予定日:2027年3月
許可病床数:170床(急性期70、地域包括ケア・回復期100)
進捗の状況:基本設計完了
標榜診療科:12科
内科/外科/整形外科/小児科/眼科/泌尿器科/皮膚科/放射線科/耳鼻咽喉科/産婦人科/精神科/リハビリテーション科

新病院の計画経緯

公立宍粟総合病院は、昭和50 年4月に「組合立宍粟郡民病院」としてスタートして以来、播磨姫路圏域北部の中核病院として、また市内唯一の病院として地域の医療を守る役割を担ってきた。

外来診療や検査、手術、入院病棟などの主要部分を担う本館(南館)は、老朽化が顕著になり、増改築により患者動線やプライバシー保護、構造設備などの施設機能としても改修が必要となっている。

2019年に「宍粟市新病院検討委員会」を設置し、総合病院が果たすべき役割や機能、整備の基本的な方向性について協議を重ねる等を経て、2020年10月に「宍粟市新病院整備に係る基本構想」をまとめ、基本計画では新病院の機能・諸室の設定、建設条件等を整理した。

 

新病院の役割

基本計画において新病院が地域包括ケアシステムの基幹病院として、また地域の拠点病院として取り組む主要な役割は以下に整理された。

■救急医療
宍粟市における1 次救急は、宍粟市医師会に所属する医療機関と総合病院が担い、休日には当番医制度を実施しており、この体制を維持。
2次救急では、地域の医療機関と連携して、入院や手術を要する救急患者をスムーズに受け入れられるように体制の整備を図る。
総合病院で対応できない高度・専門的な3 次救急は、中播磨地域の高度急性期医療機関との連携強化を図る。

■小児医療
小児科救急対応病院群輪番制を総合病院が担う。
医師確保に努め、小児救急医療体制を強化するとともに、地域の小児科医師等との連携も強化。
不要不急の受診者減少のための普及啓発を推進。

■周産期医療
播磨姫路圏域の周産期医療協力病院として、総合周産期母子医療センターと連携し、ハイリスク妊産婦等に対する二次的医療を担い、引き続き安定した周産期医療が提供できるよう体制整備に努める。

■一般医療
市内の診療所・開業医との連携を図りながら、複数の合併症を有する患者等に対し、総合的な医療サービスを提供。

■感染症医療
感染症に弱い高齢患者、合併症患者等の感染症の伝播予防及び新型コロナウイルス等新興感染症対応に配慮した機能を確保。

■へき地医療
へき地医療拠点病院に指定されており、波賀診療所、千種診療所及び一宮北診療所への医師派遣を継続。

■病診連携の推進
市内の診療所・開業医との機能分担を図り、入院が必要な場合や、より専門的な治療・検査が必要な場合などは、総合病院がそれらを受け持つ。
病診連携によって患者情報の共有を図り、効率的、継続的に安心して治療を受けられる体制づくりを推進。

■介護サービスとの連携
高齢者等の入退院がスムーズに行われるよう、新病院の地域連携部門と市地域包括支援センター、介護支援事業所の連携を図る。

■在宅医療の推進
総合病院においては、かかりつけ医の後方支援体制を確立。かかりつけ医と連携し、外来通院が難しくなった患者が安心して暮らせるよう医療的支援を行う。

■レスパイト入院
医療的支援を必要とする在宅療養患者の介助者の身体的・精神的負担を軽減するためのレスパイト入院を受け入れる。

■健康増進、疾病予防
市民の生活習慣病の予防による健康寿命の延伸と予防医療への啓発となる市民講座など地域への取組を推進。

■災害対応医療
宍粟市地域防災計画において、災害時の重要施設として指定された災害対応病院として、災害に強い施設を整備し、多数の傷病者の受け入れと医療提供ができる環境を構築。

 

新病院の計画コンセプト

移転新築する新病院は「市民やまちを元気にする市民のための新たな『病院(まち)』づくり」として、3つのコンセプトを掲げる。

■人を支える
宍粟市民の健康と幸せを支える施設づくり
医療従事者がいきいきと働ける環境づくり

■地域を元気にする
健康の拠点としての集いの場づくり
宍粟市の価値を高める拠点づくり

■経営を支える
健全経営に寄与する病院計画
機能的かつ柔軟性の高い病院計画

新病院の建物概要

基本計画における想定規模は 170床 を 86㎡/床 の規模感として 15,480㎡としている。
画像のような4階建ての病院棟の他、付属施設として、駐車場、院内保育所、研修医・医学生等宿舎、エネルギーサービス棟、医療ガス供給棟、調剤薬局、倉庫等を整備
災害拠点病院に準じた安全性として免震構造を採用。
病棟170床は急性期病床70床、回復期の地域包括ケア病床100床をそれぞれ2看護単位で整備する。

新病院のスケジュール他

基本構想時からスケジュールが度々遅れ、2024年9月発表のスケジュールは以下の通り

2019年初旬~:基本構想
2020年下旬~:基本計画
2021年下旬~:基本設計
2023年下旬~:基本設計見直し
2024年下旬~:実施設計
2025年中旬~:工事着工
2028年3月  :開院

設計会社:安井建築設計事務所

参考サイト:公立宍粟総合病院HP 新病院建設
画像引用元:公立宍粟総合病院HP(基本設計の概要)より

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