投稿日:2024年10月19日 | 最終更新日:2024年10月26日
福島県が宮下病院建替え基本設計の整備概要を10月に公表
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開院予定地:福島県大沼郡三島町⼤登寺沢976(現:三島町町民運動場)
開院予定日:2028年
許可病床数:19床
進捗の状況:基本設計完了
標榜診療科:内科、外科、整形外科、精神科、皮膚科、耳鼻咽喉科
新病院の概要
宮下病院は柳津町、三島町、金山町、昭和村を診療圏とした32床の福島県立の公立病院であったが、今回の移転新築によって19床まで削減し、有床診療所となる。
画像の2階建て部分は鉄筋コンクリート造、平屋部分は鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造のハイブリット構造(RC造+⽊造+鉄⾻造)となる。
外来はスタッフの作業スペースを中央に集め、スタッフ間のコミュニケーションを円滑にするワンルーム執務室とし、その周りを診察室や検査室が囲むように計画されている。
新病院の機能
- 内科・外科・整形外科・精神科・皮膚科・耳鼻咽喉科の現状診療科を維持
- 医療需要を踏まえた適正規模で入院対応を継続
- 地域での対応が必要な在宅医療の機能等を確保
- 町村等と連携した保健福祉的機能の充実
- 医療人材等を効果的に活用したへき地の医療体制の構築(常勤医の確保)
- 自然災害や感染症等への対応体制の確保
新病院の設計コンセプト
「ケアリング・コミュニティ」の拠点
- 訪問診療や訪問看護などの在宅医療の拠点機能
- 地域住民への健康教室等を開催できる多⽬的ルームを設置
患者や家族の不安を緩和し快適に過ごせる空間
- 1床室(個室)の確保
- 4床室では1床ごとに窓を設けプライバシーに配慮
- 回遊廊下等の内装材等を⽊質化し温もりを創出
木造化と県産材の活用
- RC造と⽊造の組み合わせによる⽊造化
- 柱や梁などの主要な部材へ県産材を積極的に活⽤
新病院のスケジュール
- 2023年度~:設計者選定
- 2024年度~:基本設計・実施設計
- 2025年度~:進入路・造成工事
- 2026年度~:建設工事
- 2027年度~:診療所運用
設計会社:はりゅうウッドスタジオ+ナスカ設計JV
参考サイト:福島県 病院経営課HP 宮下病院整備事業
画像引用元:宮下病院基本設計【概要資料】より
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